未経験者でもゼロから技術者に育成
現在の工務部社員は、多くが建設業未経験者でした。
しかし、現場の班長の指導の下で実務を一つひとつ覚えながら成長し、
今では多くの現場で活躍中です。
土木作業や技術向上に必要な免許・資格の取得費用は、
会社が100%負担しています。
チームワークの良さと万全な支援体制で、社員をプロの技術者に育てています。
異業種参入で島を活性化
平成8年、漁協の大型定置網経営が大きく傾いていた際、
島の一次産業あってこその建設業であるという信念から、定置網事業を買い取り
再生に取り組みました。
今、飯古定置は基幹漁業として海士町の水産業を支え、地域の活性化を起こし、
雇用機会創出の場にもなっています。
海士町の大地で循環型の畜産業を
平成16年、新たな雇用創出、島の一次産業を守るという思いで畜産業に参入しました。
1頭1頭、牛の成長に合せた餌やりがこだわりの一つ。
島内の休耕田約10ヘクタールを活用し、
ミネラルたっぷりの牧草を自社栽培するほか、
米農家の稲わらをいただき飼料にしています。
また、ファーム併設のリサイクルセンターで牛糞の堆肥化に取り組み、
『潮風万作』を製造販売。
島内の稲わらを提供してくださった農家には堆肥を差し上げるなどし、人と牛と環境にやさしい循環型の畜産業を実践しています。
地域のボランティア活動に積極参加
マルチワーカー制度への取り組み
飯古グループは、小学生の通学路の清掃、マラソン大会前の走路の草取り、海開き前の海岸清掃など、 社員みんなで地域の美化活動に取り組んでいます。
毎年8月の第4土曜に開催されるキンニャモニャ祭では、 海上から打ち上げる花火大会に起重機を貸し出し、設営にも協力するなど、地域とのふれあいを大切にしています。
また、海士町全体での人出不足解消とIターン希望者の定住促進のため、2020年11月に設立された「海士町複業協同組合」の一員として、複数の仕事を季節需要に合わせてマッチングして安定収入につなげる「マルチワーカー制度」に協力を続けています。